事業所紹介-吉舎食品株式会社(三次広域商工会)

[吉舎町の特産品、粘り気が強く濃厚な味わいが魅力の「山の芋」を全国に発信!]

「山の芋元気セット」の調理例

  吉舎町の特産品である「山の芋」。一般的な長芋と比べて56倍もある粘り気と濃厚な味わいが特徴です。吉舎食品(株)はこの山の芋を使った冷凍食品の製造・販売を行っている企業。コロッケからスタートし、今ではメンチカツやとろろフライ、シュウマイなどバラエティ豊かなメニューを展開しています。「粘り気の多い山の芋だからできるメニューばかりです」と代表取締役社長の山中藤雄さん。おすすめは、すりおろした山の芋を冷凍したシンプルな「とろろ芋」で、ほかほかご飯の上にのせたとろろごはんがたまらないと言います。

 

 その他、地元産のもち米を杵でついた餅を入れた「餅きんちゃく」や半熟玉子を包み込んだ「玉子きんちゃく」、ハムサラダフライ、はんぺんチーズサンドなど、手作りにこだわった業務用商品も種類豊富に揃います。

 

 新しい挑戦を続け、今もなお新商品も開発中。広島牛を使ったメニューも誕生予定です。山中さんは「地域で山の芋を作る農家さんが減っています。特産品を広く普及させて栽培農家を増やしていくことも私たちの使命だと思っています」と語ってくれました。

 

 商品は同社のHPから購入可能です。まずは「とろろ芋」「山の芋入メンチカツ」「山の芋コロッケ」「やまいもしゅうまい」がセットになった「山の芋元気セット」からどうぞ。

 

平成3年に作られた自社工場。コロッケなら1日に1万2,000食の製造が可能です

 山の芋や同社の魅力は、三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開中。こちらもぜひご覧ください。

 

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●吉舎食品株式会社(きさしょくひんかぶしきかいしゃ)

住所/三次市吉舎町三玉630

TEL0824-43-4307

営業時間/8:0017:00

休み/土日曜・祝日

HPhttps://www.kisasyoku.com/

事業所紹介-ペットフード専門店 元就工房(安芸高田市商工会)

[安芸高田市の鹿肉を100%使用した贅沢なジャーキー。健康的なおやつとして高いニーズ]

脂身を取り除いたジャーキーのほか、脂身を含んだフレークも販売しています

 安芸高田市商工会の支援を受けて2022年に創業した「元就工房」。自宅の一角を改装した工房で、ジビエ肉を使ったペット用のジャーキーを製造しています。ジビエ肉は、安芸高田市で獲れた鹿肉のみを使用。完全無添加の自信作です。

 

 作業は肉をさばくところからスタートし、カット、乾燥、袋詰めまで全て手作業。スライサーでできるだけ薄くカットした肉は、ソフトな仕上がりで、子犬や子猫、シニアまで幅広い月齢のペットに与えることができます。また、低カロリー、低糖質で高タンパクと栄養価もばっちり。ペットにも安心安全なものを食べさせたいという時代にニーズにマッチし、人気を高めています。

 

 大学卒業後に一度安芸高田市を離れ、Uターンで故郷に戻ってきた関岡さんは、自分の生まれ育った地域に貢献できる仕事がしたいと考えていました。安芸高田市は鳥獣被害が深刻な場所。何かのヒントを得るために安芸高田市ジビエ振興協議会に話を聞きに行ったところ、ジビエブームで食肉としてのジビエは需要があるものの、ペットフードは積極的に展開していないことを知り、ビジネスチャンスを見出しました。食用としては使えないため破棄されていた鹿肉を譲り受け、ジャーキーの試作を開始。薄さや乾燥時間などを調整しながら、オリジナルのジャーキーを完成させました。

 

 

 

「創業の一番のネックは資金の問題。乾燥機などの機材は起業補助金を活用して導入しました」と関岡さん

 「今後は罠や銃の免許を取得して、鳥獣対策の一役を担いたいと思っています。若い世代とも交流して、一緒に故郷を守る仲間を増やしていきたいですね」と関岡さん。鹿肉ジャーキーは元就工房のHPから購入できます。今後はペットサロンやブリーダーなどにも販路を拡大していく予定です。

 

●ペットフード専門店 元就工房(もとなりこうぼう)

住所/安芸高田市高宮町羽佐竹1640

TEL050-8885-2930

営業時間/10:0016:00

休み/土日曜・祝日

HPhttps://www.motonarikoubou.com/

事業所紹介-種ん家(三次広域商工会)

[定食から一品料理まで。フードメニュー充実の居酒屋が地域の方の憩いの場に]

看板メニューの霧の海丼(1,100円)。君田で育った霧里ポーク、世羅産の卵、君田産の米など、食材も地元産を使用

 君田町に生ビールを飲めるお店が少なかったことから、自らお店をオープンしたというオーナーシェフの種延隆之さん。昼はボリューム満点の定食が楽しめる定食屋、夜は多彩なお酒とそれに合う一品料理が楽しめる居酒屋として親しまれています。ランチでは、鳥の唐揚げ定食やチキン南蛮定食などの定食メニューのほか、親子丼、カツ丼といった丼物も揃います。

 

 名物は丼ぶりの中に三次らしさを表現したオリジナルの「霧の海丼」。甘味のある脂と柔らかな肉質が特徴のブランド豚「霧里ポーク」をたっぷりとのせ、とろろと卵黄で霧の海を表現した名物です。

 

 夜は和食をベースにした50のメニューがスタンバイ。種延さんが、板前だった父の味を再現したという唐揚げは、8種類の調味料をブレンドした特製ダレを絡めた後にカリッと揚げたオリジナルで、この店の人気NO.1メニューです。

 

 また、猟師の顔を持つ種延さんならではのジビエ料理もおすすめ。ボタン鍋や鴨鍋は事前の予約が必要です。現在ジビエ肉を使ったお好み焼やラーメンなど新メニューも続々考案中。新メニューにも期待が高まります。

 

 「種ん家」の魅力は、三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開中です。こちらもぜひご覧ください。

 

黒を基調とした空間にカラフルなイスを配したスタイリッシュな空間。カウンターにはバラエティ豊かなお酒が並びます

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●種ん家(たねんち)

住所/三次市君田町東入君230-4

TEL090-5366-4970

営業時間/11:0014:0017:0022:00

休み/月曜

事業所紹介-七八(三次広域商工会)

[高所伐採のスペシャリスト。切り倒すだけでなく人と木が共存できる社会を目指す]

「木は一度切ってしまったら元には戻りません。状況と想いを考慮して、最適な方法をご提案します」と金山さん

 三次市を拠点にアーボリスト(樹衛師)として活躍する金山さん。管理ができなくなってしまった木の伐採だけでなく、森で苗から育て製品として使えるまで育てる造林・育林も行っています。

 

 金山さんが得意とするのは、「ロープクライミング」という技術を使った高所伐採。メインロープを含む数本のロープだけで体を支えながら、木の高い場所から伐採していく方法です。場所を取らずに作業ができるため、電線近くやお墓の側など切り倒せない木の伐採に重宝されています。ロープクライミングには高い技術が必要で、三次市内でも数人しかできる人がいません。

 

 木を切り倒すことがメインの仕事と思われがちですが、「木には想いを込めて植えられたものも多いんです。まずは依頼主が本当にその木を切りたいのかを確認します。庭の落ち葉に困っているなら庭にかかる枝だけ切り落とすとか、他の解決策がないかを一緒に考えたいです」と金山さん。伐採するだけでなく、残すという選択肢があることも伝えて続けます。木と人が共存できる世界を作ること。それが金山さんの目標です。

 

 金山さんの樹木に対する熱い想いは三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開中です。こちらもぜひご覧ください。

 

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綿密に編み込まれたロープやヘルメットなど「ロープクライミング」に使用する道具たち

●七八(ななはち)

住所/三次市三良坂町三良坂5040-11

TEL080-1637-3957

営業時間/8:0018:00

休み/不定休

 

 

 

事業所紹介-okadasasa(安芸高田市商工会)

[のどかな田園風景に佇む一軒の古民家。地元の石で丁寧に焼いた香ばしいグリルを]

現地で佐々田さんが自ら拾い集めた石で焼き上げた石焼鶏のランチ(1,500円)

 ここは、築90年の趣ある古民家を改装したカフェ。一面ガラス張りの店内からは、のどかな里山の風景が一望できます。メニューは高宮の熟成鶏を石で焼いたグリルやパスタが中心。コーヒーにもこだわりがあり、石で丁寧に焙煎した深みのあるオリジナルブレンドを提供しています。

 

 オーナーシェフの佐々田直貴さんは、東京や広島の飲食店で経験を積み、Uターンで安芸高田市に帰郷。「TSタカタサーキット」で働き始めましたが、県外からもお客様が訪れる人気のスポットであるにも関わらず、周辺に立ち寄れる飲食店が少ないことが気になっていました。「少ないなら自分で作ろう!」と思ったのが創業のきっかけ。安芸高田市商工会のサポートを受けながら、綿密な計画を練ることからスタートし5年の歳月を経てオープンにこぎつけました。

 

 

「鶏と同じ石で焙煎したコーヒー豆を使ったブレンドコーヒーもぜひ」と佐々田さん

 佐々田さんが店づくりで大切にしたことは、「自分も楽しいと感じられるお店であること」、そして「賑わいのある街の一部として機能している様子が想像できること」。特徴あるメニューや唯一無二のロケーションも、イメージした店づくりを叶えるためのこだわりです。

 

 20233月にオープンしてからすぐに訪れた人がこぞってSNSに投稿し、クチコミで人気が拡大。瞬く間に人気店となりました。時間を忘れて過ごす特別な場所。大切な人と一緒に訪れてみませんか?

 

●okadasasa(オカダササ)

住所/安芸高田市高宮町原田1402-2

TEL080-2597-1265

営業時間/11:0020:00

定休日/木曜

ホームページ/https://okadasasa.lsv.jp/

 

事業所紹介-焼肉工房 牛将(五日市商工会)

[選りすぐりの九州産黒毛和牛に舌鼓。自家製味噌を溶かしていただくタレも絶品]

ミニ野菜サラダ、タン、カルビ、コウネ、ハラミ、ホルモン、ウインナーが付いたペアセット

 前身の「焼肉工房 匠」の店長が店を引き継ぎ、20242月にオープンした「焼肉工房 牛将」。この道20年以上の大将が、確かな目で仕入れた上質な肉が堪能できます。メニューは九州産の黒毛和牛から手頃に味わえる交雑種まで幅広く用意。予算やニーズに合わせて楽しめるのも魅力です。

 

 初めてで何を注文したらいいか分からないという方にはセットメニューがおすすめ。黒毛和牛のカルビをはじめ、6種類の肉とミニ野菜サラダが付いたペアセット(2人前6,580円)や黒毛和牛のカルビ、霧島豚、国産ホルモン、自家製白菜キムチなど、全7品が味わえるファミリーセット(34人前8,980円)など3種類から選べます。「肉をとことん満喫したい!」という方はペアセットにサーロインが丸々1枚付いたペアセットプラス(2人前10,450円)をぜひ。

 

 つけダレは、甘口仕立ての醤油ダレに自家製味噌を溶かしながらいただくスタイル。この自家製味噌は韓国味噌と中国味噌4種類と数種類の調味料を30分以上手作業で練り込んだもの。程よい辛さと濃厚なうま味が肉の味を引き立てます。卓上にも調味料が置かれ、自分好みにカスタマイズすることも可能です。

 

駐車場も5台あります

 店内は全て掘りごたつで、家族連れでも訪れやすい空間。お一人様からファミリーまで幅広いニーズに応えます。

 

●焼肉工房 牛将(ぎゅうしょう)

住所/広島市佐伯区五日市5-4-34 橋本ビル1F

TEL082-557-1743

営業時間/17:0023:00LO22:00

定休日/水曜

事業所紹介-道の駅 ゆめランド布野(三次広域商工会)

[伝統野菜の栽培やオリジナルの新しい特産品づくりに挑戦し、布野町の新しい魅力を発信]

布野町で獲れた野菜が主役の「ふるさと惣菜バイキング」(大人1,430円、小学生990円)

 山陽からも山陰からも1時間半の場所にあり、絶好の休憩スポットとして親しまれている道の駅。「野菜館」には地元の農家が直接持ち寄る新鮮な野菜や加工品、お土産にもぴったりの特産品などが並びます。併設の「まるごと布野のアイス屋さん」では、布野ならではの食材を使ったバラエティ豊かなフレーバーを提供。野菜や果物など旬の食材を使ったジェラートは、珍しさも加わって市外の観光客にも人気です。

 

 ここでぜひ味わってほしいのが、レストラン「味の宿」で提供されている「ふるさと惣菜バイキング」。地元で獲れた旬の野菜を使った惣菜は、派手さはないものの、どこか心が和む優しい味わいです。煮物、焼き物、揚げ物など常時約30種類のバラエティ豊かな料理が堪能できます。

 

 また、近年は伝統野菜の栽培やオリジナルキムチの商品化など新しい特産品づくりにも力を注ぎ、布野の新しい魅力を発信。5年前にテスト栽培をスタートし、2023年から店頭に並ぶ「松雲寺ネギ」もその一つ。優しい甘さと柔らかな食感が特徴で、「鍋に入れると最高です」と駅長の升井さんは話します。店頭に並ぶのは12月下旬から2月中旬頃までの寒い季節。冬の登場までしばしお待ちください。

 

 チャレンジを続ける「道の駅 ゆめランド布野」の取り組みは、三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開しています。こちらもぜひご覧ください。

 

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布野の魅力が集合した「野菜館」。野菜だけでなく、地元さんの卵やつきたてのお餅など、ここだけの逸品も揃います

●道の駅 ゆめランド布野

住所/三次市布野町下布野661-1

TEL0824-54-2929

営業時間/8:3017:00

休み/なし

HPhttps://yumefuno.com/

事業所紹介-上壱からあげ とりしん(三次広域商工会)

[リピート確定!店主の丁寧な手仕事が光る、揚げたて熱々の絶品唐揚げ]

骨付き(手羽元/100g170円)は、ごはんがどんどん進む絶妙な味付けがやみつき

 大阪・吹田市にある唐揚げの人気店「とり信」で38年間腕を磨いてきた店主の木反田勝彦さんが、故郷の三次市三和町にオープンした唐揚げ専門店。オーダーが入ってから揚げる、熱々の唐揚げが堪能できます。

 

 食材にこだわり、使用する鶏肉は国産のフレッシュなもののみ。手羽元は11本を手作業で血管を取り除き、モモ肉は丁寧に筋をカットするなど、手間暇かけた丁寧な下処理で、肉の風味と食感を最大限に引き出した唐揚げを提供しています。店主のイチオシは手羽元。「骨からうま味が出て、一度食べたら忘れられない美味しさです。一度食べた方は必ずリピートします」と自信をのぞかせます。

 

 肉の味を引き立てるのは、数種類の調味料をブレンドした醤油ベースのタレ。最も美味しい状態で味わってほしいと、部位ごとに味付けを変えているのもこだわりのひとつ。また、熱々はもちろんのこと、冷めても美味しいのがこちらの唐揚げの特徴。なかには「冷めた方が好き」というお客さんが2日分を大量に購入していくこともあるそうです。

 

 

 

 

子どもにも大人気の皮。うま味もたっぷりです

 皮(200円)やなん骨(200円)、スティック(300円)などのパックも用意しています。中でもパリパリ食感の皮は子どもにも大人気。おやつにもお酒のアテにも、ドライブのおともにもおすすめです。

 

 本格的な唐揚げが心配になるほどリーズナブルに味わえるお店。その魅力は、三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開しています。こちらもぜひご覧ください。

 

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伏波集会所の一角にあります

●上壱からあげ とりしん

住所/三次市三和町上壱1002-2

TEL080-6262-8883

営業時間/10:0018:00

休み/月火曜

事業所紹介-物産館みわ375(三次広域商工会)

[ジビエ料理が手頃に味わえる「ジビエ食堂」として人気急上昇。バラエティ豊かな料理を]

鹿肉を使ったヒレ肉鉄板焼き定食(1,500円)。一頭からわずかしか取れない希少なヒレ肉を使用しています

 「物産館みわ375」は、呉市と島根県大田市を繋ぐ国道375号線沿いにあるドライブインです。施設には売店とレストランがあり、地元の農家が直接持ち込んだ新鮮な朝採れ野菜や米、地酒、銘菓など、この地域ならではの特産品が並びます。

 

 注目するべきは今「ジビエ食堂」として人気を集めているレストラン。地元で捕獲された鮮度抜群のジビエ肉を鉄板焼き、唐揚げ、すじ煮込み、丼ぶり、ラーメン、うどんなど、専門店顔負けのメニューで提供しています。新鮮なジビエ肉は臭みやクセが全くなく、肉質は柔らか。高級なジビエ料理を手頃に味わえるとあって、休日になると県外からも多くの人が訪れます。

 

 その他、オリジナルの甘辛いタレが食欲をそそるホルモン定食(1,300円)や地元佐々木豆腐店の豆腐を使った豆腐ステーキ定食(1,000円)、三次産のそば粉を使用した手打ちそばなど、名物料理がいっぱい。なにを食べるか迷ってしまうほどの品揃えです。

 

 売店では真空パックした鹿肉や猪肉も販売中です。自宅でも手軽に鍋や焼肉などが楽しめるとあって、こちらも好評。ジビエ肉を使った安心安全なペットフードも販売しています。「ジビエ肉は低カロリーで高タンパク。体に優しい食材です。新鮮なジビエ肉の美味しさをぜひご堪能ください」と代表取締役の山中祥生さん。

 

古民家風の店内は広々とした明るい空間

 三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも施設の魅力を公開中です。こちらもぜひご覧ください。

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●物産館みわ375

住所/三次市三和町上壱2098-1

TEL0824-52-7222

営業時間/10:3018:30

定休日/火曜

事業所紹介-有限会社ホクブ(広島安佐商工会)

[かゆい所に手が届く丁寧なサービスで信頼関係を構築。働き方改革を目指してDX化にも着手]

事務を担当する岡藤さん(左)と4代目予定の弟の表大志さん

 広島市安佐北区の山間にある有限会社ホクブは、一般廃棄物、産業廃棄物の運搬・処理を行っている企業です。創業から約50年が経ち、現在代表の表秀幸さんで3代目。地域に密着した細やかなサービスとクライアントを大切にする真摯な心が、今もなお受け継がれています。

 

 「ゴミを収集するだけでなく、収集場所を掃除したり、バケツなどの物を整理したり、現場をきれいにすることを社員みんなが心掛けています。またお客様と対面で話せる集金は、私たちにとって貴重な機会。コミュニケーションも大切にしながら、信頼関係を築いています」と話すのは、先代の孫で事務関係を担当している岡藤優希さん。クライアントは病院や介護施設、飲食店、一般家庭など様々です。相手の立場に立ったサービスが信頼を集めています。

 

 2023年には、広島安佐商工会の勧めで広島県のDX道場に参加。研修やセミナーを受けながら、経営指導員と二人三脚でDX化に取り組んできました。これまでは顧客の情報を紙の台帳で管理。請求書の発行までに何度も同じ情報を転記する必要があり、記入ミスや入力ミスといったヒューマンエラーも発生していました。「特に事務は女性が多い職種です。子育てや介護などで会社を休みたい時にも、作業量が多いため休みにくい環境になっていました。DX化に着手することで作業の効率化を図り、働き方改革にも繋げたいと考えていました」と岡藤さんは話します。

 

家庭ゴミの収集から産業廃棄物収集、企業ゴミの定期収集、遺品整理まで幅広い業務を手掛けています

 専門家のサポートもと、クラウド型販売管理システム「楽楽販売」の導入を決定。5月から本格稼働する予定です。事務のDX化が軌道にのれば、現場にも最適なシステムの導入を検討しています。「子育てをしていても、介護をしていても働くことを諦めてほしくない。女性でも心置きなく働ける環境をこれからも整えていきたいです」と力を込めます。

 

 創業当初から変わらないアットホームな雰囲気も同社の魅力です。現在、一緒に働いてくれる社員も募集しています。詳しくはHPからお問合せください。

 

●有限会社ホクブ

住所/広島市安佐北区可部町大字今井田字観音谷371-6

TEL082-815-1183

定休日/日・祝日

HPhttp://www.hokubu.info/