事業所紹介-KODAIRA式ペリネケアサロン広島・元気堂(祇園町商工会)

桑の葉茶と足つぼ、そして話題のペリネケア。体の内外から女性の健康を支えるサロン

代表の田中さん(左)と土橋さん(右)

 JR安芸長束駅前で18年にわたり健康づくりをサポートしている「元気堂」。健康茶や健康食品の販売を中心にスタートし、現在は足つぼや「KODAIRA式ペリネケア」といった施術を取り入れ、“内外両面からの健康サポート”を行うサロンとして、多くの女性から支持を集めています。

 

 創業当初からの主力商品は、オリジナルの桑の葉茶。桑の葉には、血糖値の上昇を抑える働きが期待される成分「DNJ(デオキシノジリマイシン)」が含まれており、元気堂では成分量を高めた独自商品も展開。「美味しくて続けやすい」と評判で、15年以上愛飲している利用者もいます。日常の水分補給として取り入れやすく、リピーターの多い人気商品です。

 

 また、体の外からも健康をサポートするため、約2年前から足つぼ施術を本格的にスタートしました。施術を担当するのは、中国式足つぼ療法士の資格を持つ土橋みさおさん。足裏の反射区を刺激しながら、体全体の状態を丁寧に確認していきます。「足を施術したのに肩が軽くなった」と驚く利用者も多く、足から全身へつながる体の変化を実感する人も少なくありません。土橋さんの施術スタイルは“寄り添い型”。痛みに敏感な人には力加減を調整しながら、その人に合った施術を行っています。個室空間でゆっくり話を聞きながら進めるため、「ここに来るとホッとする」という声も多いそう。土橋さんは「家族を優先して、自分のことを後回しにしている女性にこそ、自分を癒す時間を持ってほしい」と話します。

 

服の上から骨盤底筋や周辺の筋肉に刺激を与えてほぐす、唯一無二の施術です

 そして現在、特に力を入れているのが「KODAIRA式ペリネケア」です。ペリネとは骨盤底筋と呼ばれる筋肉のことで、膀胱や子宮などを支える重要な筋肉。加齢や出産、ホルモンバランスの変化によって機能が低下すると、尿漏れや頻尿、臓器の下垂感など、さまざまな不調につながることがあります。

 

 KODAIRA式ペリネケアでは、股関節や骨盤周辺の筋肉をオールハンドで丁寧にゆるめながら、骨盤底筋が本来の働きをしやすい状態へ導いていきます。直接骨盤底筋を刺激するのではなく、周辺の筋肉や土台から整える独自の施術法が特徴です。さらに、女性ホルモンの分泌を促すことも期待されており、「翌朝、肌や髪のツヤが違った」という声もあるほど。更年期世代の女性を中心に注目が高まっています。

 

 広島県内でKODAIRA式ペリネケアを受けられる店舗はまだ少なく、現在は県内2店舗のみ。全国でも約20店舗という希少な施術です。元気堂では、40代〜50代女性の不調改善やメンテナンスケアとして提案しており、「もっと早く知りたかった」という利用者の声も増えています。

 

↑体験会の詳細はこちらから

 6月7日(日)には、広島市文化交流会館(広島市中区加古町3-3)でKODAIRA式ペリネケアの考案者である小平先生を招いた「若返りKODAIRA式ペリネケア体験会」が開催されます。約30分の体験施術と説明を受けることができ、初めての人でも気軽に参加できます。「まずは体験してほしい」と代表の田中勲さん。体験は無料です。女性の体と向き合う新しいケアとして、これからますます注目を集めそうです。

 

体験会のお申し込みはこちらから

 

各種施術のご予約はこちらから

 

足つぼ・骨盤底筋サロン元気堂

(KODAIRA式ペリネケアサロン広島・元気堂)
住所/広島市安佐南区長束5-32-1 2F
TEL/082-209-0977
営業時間/10:00~18:00
休み/土日曜・祝日(第3土曜は営業)

事業所紹介-ランチ&デリ r.d.k kitchen+(沼田町商工会)

野菜たっぷりの豆皿お膳と養生スープ。心と体をやさしく整える“未病”ごはん

「前日までの予約でお弁当も承っています」と岡松さん

 広島市安佐南区伴東にある「ランチ&デリ r.d.k kitchen+」は、野菜をふんだんに使ったランチや総菜を通して、心と体を整える“やさしいごはん”を提供するお店です。コンセプトは「来たら元気になれる場所」。体に良いだけでなく、食事の時間そのものが楽しみになるような空間づくりを大切にしています。

 

 オーナーの岡松久美さんは、栄養士になるため短期大学に入学し、卒業後は同大学に調理実習の補佐として勤務。調理実習の準備や指導を担いながら、厳しい環境の中で技術や知識、段取り力を磨いてきました。その後、仕事と両立しながら管理栄養士の資格を取得。特別養護老人ホームでの栄養管理業務も経験し、食と健康に関する知識を深めています。

 

 現在の店舗は2022年にオープン。当初はサポートを受けながら店長として携わっていましたが、「自分の店として、この場所を続けていきたい」という想いが強まり、2025年8月に事業を譲り受けました。創業時には沼田町商工会が事業譲渡や創業計画、確定申告などをサポートしています。

 

 同店の看板メニューが、「豆皿お膳のお昼ごはん」(1,980円)。肉または魚を使ったメイン料理と9種類の野菜小鉢を並べた彩り豊かなランチは、旬の野菜の美味しさを実感させてくれるものばかり。和食をベースにした多彩なアレンジは、管理栄養士として経験を積んできた岡松さんだからできる業です。岡松さんが料理づくりで大切にしているのは、“制限”ではなく“整える”という考え方。我慢するのではなく、食事を心から楽しんでほしいという想いから、「健康食=薄味」というイメージをくつがえすしっかりとした味付けで、ボリューム感があるのも特徴です。

 

看板メニューの「豆皿お膳のお昼ごはん」。土日限定で「豆乳グリーンカレー」も登場します

 2026年3月には、月に1回、3〜4日間限定で新メニューの「養生スープランチ」(1,780円)が登場しました。根菜や香味野菜、旬の食材をじっくり煮込み、具材は細かく刻んだり、すりおろしたりすることで胃腸への負担にも配慮。生姜やネギ、スパイスなどを使ったやさしい味わいで、季節の変わり目を心地よく過ごせるよう工夫されています。ランチにはオリジナルブレンドの和草茶付。約10種類の和草を使ったお茶は、ほのかに甘いほっとする味わいです。「体をいたわってあげたいと思った時に食べてほしいメニューです」と岡松さんは微笑みます。

 

 白を基調とした店内は、実家のような居心地の良さが魅力。穏やかな岡松さんの人柄にも癒されます。「しんどい時に、ふっと思い出して来てもらえる場所になれたら」と岡松さん。疲れた時、元気が出ない時にふと思い出してしまうお店。それが「ランチ&デリ r.d.k kitchen+」です。

 

●ランチ&デリ r.d.k kitchen+(沼田町商工会)
住所/広島市安佐南区伴東7-35-4-2
TEL/070-8341-8482
営業時間/11:00~14:00(LO13:30)、総菜は~15:00(売切次第終了)
休み/不定休

事業所紹介-ダイナツーリスト株式会社(神辺町商工会)

“その人だけの旅”を形に。地域文化と人をつなぐオーダーメイド旅行会社

「大満足のプランをご提案します」と横澤さん

 神辺町を拠点に、国内外旅行のプランニング・手配を行う「ダイナツーリスト株式会社」。個人旅行から団体旅行、修学旅行などの教育旅行まで幅広く対応し、小学生から90代まで多様な世代の旅を支えています。

 

 同社最大の特徴は、既存プランを組み合わせるのではなく、一人ひとりの目的や価値観に合わせて“ゼロから旅を組み立てる”オーダーメイド型の提案です。代表取締役の横澤淳子さんは、20代から添乗員として旅行業界に携わってきたベテラン。長年の添乗経験や個人旅行を通じて、日本各地の隠れた名店や良質な温泉宿を自らの足で探してきました。単にチケットや宿泊先を手配するだけではなく、空き時間の過ごし方や移動ルート、食事場所まで細かく設計。「AIの時代だからこそ、その人にしか合わない行程を作りたい」と話します。

 

 旅行プランを作成する際には、行き先や予算だけでなく、「どんな時間を過ごしたいのか」を丁寧にヒアリング。企業研修では、その年の経営方針や人材育成テーマに合わせて視察先や内容を設計するなど、目的に応じた柔軟な提案を行っています。女性グループ向けの“美食旅”や、温泉好きに向けた泉質重視の旅など、嗜好に合わせた細やかな対応も強みです。

 

丁寧なヒアリングで理想の旅が叶います

 また近年は、神辺町や福山市、備後地域の文化や日常を体験できるインバウンド向け企画にも力を入れています。イギリス人夫婦を受け入れた際には、福山城や鞆の浦観光に加え、着物体験、生け花、抹茶体験、寺での精進料理などを組み込んだ特別プログラムを実施。地域の女性団体と連携した「バラの巻き寿司づくり」など、観光地を巡るだけではない“地域の暮らしに触れる旅”を提供しました。プラン作りには、商工会のネットワークも活かされています。

 

 今後は、地元事業者と連携した新たな体験型観光の企画も進行中です。デニムやバラ、備中神楽といった備後地域ならではの文化資源を生かし、「ここにしかない日本文化」を発信していきたいと考えています。「大手にはできない、地域に根差した旅を届けたい」と横澤さん。人と地域を丁寧につなぐ唯一無二の旅づくりに挑戦しています。

 

●ダイナツーリスト株式会社
住所/福山市神辺町十九軒屋300-5
TEL/084-979-8041
営業時間/10:00~18:00
休み/土日曜・祝日

事業所紹介-Rose防災(神辺町商工会)

地域の安全を支える女性消防設備士が活躍。防災を身近に伝える新たな挑戦も

「『福山の防災ならRose防災』と言われる存在になりたいです」と小原さん

 福山市で消防用設備の設計・施工・メンテナンスを手掛けている「Rose防災」。消防法に基づく設計・施工から、半年ごとに必要となる法令点検まで幅広く対応しています。飲食店や企業など、開業時に「消防用設備の知識がなく、何から始めればよいか分からない」という事業者に寄り添いながら、人命を守る使命感を胸に業務にあたっています。

 

 代表の小原順子さんは、5年ほど前に国家資格である消防設備士の資格を取得。消防設備士として20年以上の経験を持つ知人の仕事を手伝ったのを機に、この業界に足を踏み入れました。現場で目にしたのは、人命を守る仕事ならではの責任感と使命感。大きなやりがいを感じ、女性が少ないこの業界で独立することを決めました。

 

 2024年11月に開業届を提出し、2025年には消防設備士甲種を追加取得。さらに防火対象物点検資格者や防災士の資格も取りました。着々と準備を進め、お子さんが独立した2026年、本格的に事業を開始。消防設備だけでなく、災害時の備蓄や防災対策についても助言できる防災のエキスパートとして、その一歩を踏み出しています。

 

 同社の強みは、女性ならではのきめ細やかな対応。また、マンションの個室や女性更衣室など、女性スタッフの対応が求められる現場では安心感につながります。この業界はまだまだ女性消防設備士が非常に少ないのが現実。「女性が働きやすい環境づくりにも取り組んでいきたい」と、小原さんの意欲は止まりません。

 

小原さんが消防用設備の設計・施工を手掛けたドーム型テント倉庫

 また、消防設備に関する業務のほか、家庭向け防災啓発にも力を入れているという小原さん。なかでも家庭用消火器にはこだわりがあり、一般的な粉末タイプではなく、食品由来成分を使用した液体消火器を推奨しています。室内でも視界を遮りにくく、後片付けもしやすいといったメリットをもっと多くの人に知ってほしいと考えています。イベント出店などを活用し、防火を身近に感じてもらえる活動も続けています。

 

 5月24日には、「iti SETOUCHI(イチ セトウチ)」(福山市西町1-1-1)で開催される防災イベント「やってみよう防災」に参加予定。消火器や住宅用火災警報器、感震ブレーカーなどを展示し、体験型で防災を学べる機会を提供します。子ども向けの水消火器体験もあり、親子で楽しめる内容です。

 

 今後は、キッチンカー形式で消火器の展示・販売を行う構想も計画中。「防災を“特別なもの”ではなく、もっと日常に近い存在として広めていきたい」と小原さん。現場に強く、企業に寄り添える存在として、地域に根差した防災の新しい形を目指しています。

 

 

植物由来の安全な液体で消火する家庭用消火器

 神辺町商工会ではこうした目標に向けて、小原さんとともに成長戦略ロジックツリーを作成し、5つの課題を抽出。小原さんは課題を一つずつ克服しつつ、着実に実績を積み重ねています。

 

●Rose防災(ローズぼうさい)
住所/福山市西町1-1-1 エフピコRiM1階コワーキングスペースtovio内
TEL/082-963-7088

 

 

 

 

 

事業所紹介-株式会社KAD(沼田町商工会)

整備力と診断力で信頼を築く。車の困りごとに寄り添う地域密着の整備工場

「趣味であるメダカの販売もスタートさせる予定です」と槙原さん

 創業して4年。1年ほど前に現在の場所に移転した株式会社KADは、新車・中古車販売から整備、車検までを一貫して手がける自動車整備工場です。塗装は外注対応、生命・損保22社を取り扱う保険代理店と連携するなど、専門性を活かしたネットワークで、車に関する幅広いサービスをワンストップで提供しています。

 

 代表取締役である槙原健太さんが得意とするのが、異音やエンジンの不調など目に見えないトラブルの原因を探り当てる技術。こうした“見極める力”は、19歳から自動車業界に携わり続けてきた槙原さんがコツコツと積み重ねてきたものです。この整備力の高さを裏付けるように、現在の顧客のほとんどがリピーター。技術力に加え、一人ひとりの状況や予算に寄り添う丁寧なコミュニケーションも同社の魅力です。

 

 今年の5月で1周年を迎えるのを機に、現在は認証工場の取得に向けた準備を進めており、設備の導入も着々と進行中。正式なオープンにあわせてキャンペーンや情報発信を行い、地域での認知向上と新規顧客の獲得を目指しています。広報活動には、沼田町商工会の支援を受けて補助金の活用にもチャレンジする予定です。

 

 

移転から1年を機に、設備もどんどん充実しています

 「3年後、5年後には多くの人に選ばれる会社になれるように、これまで築いてきた信頼関係を大切にしながら、新たな顧客との出会いを広げていきたいですね」と槙原さん。確かな技術と誠実な対応を軸に、地域に根ざした整備事業者としての存在感を高めていきます。

 

 また、整備工場を営む傍ら、整備士が不足している工場や事業者を支援する出張整備も行っています。ご相談は電話にて受け付けています。お気軽にご相談ください。

 

●株式会社KAD(ケーエーディー)
住所/広島市安佐南区沼田町阿戸3352-1
TEL/082-839-2771
営業時間/10:00~18:00
休み/日曜日、祝日(予約があれば対応可能な場合もあり)

HP/https://www.big-advance.site/c/149/1742

事業所紹介-RAHAYU 720(大野町商工会)

本場の味と人のつながりを届ける、インドネシア食材専門店

底抜けに明るいイワヤンさん。訪れるだけで楽しいお店です

 JR前空駅北口からすぐの場所にある「RAHAYU 720」は、インドネシアを中心とした東南アジアの食品やスパイス、飲料、雑貨などを取り扱う専門店です。店内に並ぶ商品の90%以上がインドネシア関連で、日本では手に入りにくい商品も多数。東南アジアから日本を訪れている技能実習生や留学生、本場の味を求める日本人など、多くの人のニーズに応えています。商品には日本語の紹介文が添えられているので、専門的な知識がなくても大丈夫。夏には福山市で栽培された東南アジアの野菜も登場し、異国の食文化をより身近に感じさせてくれます。

 

 2025年のオープンから取り扱う商品は徐々に増え、今では棚に並びきらないほど充実。「お客さまの『これが欲しい』という声に応えていくうちに、商品がどんどん増えてしまいました」と店主のイワヤン ムルディカさんは笑います。中でも力を入れているのがハラル食品です。イスラム教徒にとって重要な「神に許された食べ物」であるハラルに対応するため、食材の取り扱いや管理にも細やかな配慮を行い、安心して購入できる環境を整えています。

 

商品棚には、カラフルなパッケージの商品がずらり。乾麺、調味料、ドリンクなど幅広い商品が揃います

 イワヤンさんは、2008年に日本人の奥様との結婚を機に来日。派遣会社で留学生や技能実習生のサポートに携わる中で、「いつか自分の店を持ちたい」という思いを抱いてきました。派遣会社からの独立を機に、念願の店をオープン。現在も店舗運営と並行して、インドネシア人実習生や留学生の生活支援や仕事の紹介、行政手続きのサポートなど幅広い支援活動を行っています。言葉や生活習慣の違いに戸惑う実習生・留学生にとって、イワヤンさんは頼れるお兄さんのような存在。単なる食料品店にとどまらず、人が集い、気兼ねなく話ができるコミュニティのハブとしても機能しています。

 

 大野町商工会では、確定申告などの経理面でイワヤンさんをサポート。イワヤンさんは、同商工会青年部にも所属し、異業種交流を通して仲間づくりを楽しんでいます。「楽しくなければ続かない」というのが、イワヤンさんのモットー。夢は、インドネシア料理のレストランをオープンすること。料理を実際に味わい、気に入った食材を購入できる場所を提供することで、インドネシアの食文化をより広く伝えていきたいと考えています。地域に根差しながら異文化をつなぐ拠点として、イワヤンさんの挑戦はまだまだ続きます。

 

RAHAYU 720のInstagramはこちら

 

●RAHAYU 720(ラハユ ナナニーマル)

住所/廿日市市前空5-2-7 ヒルズ前空1F
TEL/080-1646-1157
営業時間/土日曜13:00~20:00、祝日 不定
休み/月~金曜(オープンする場合もあるため、詳しくはInstagramをチェック)

事業所紹介-飲茶の店 みーらん(尾道しまなみ商工会)

手包み点心と中国茶で味わう本格飲茶。向島に根付く小さな専門店

皮から丁寧に手作りした点心とこだわりの中国茶をどうぞ

 向島にある「飲茶の店 みーらん」は、本場さながらの点心が味わえる飲茶専門店です。店主の張さんは高級点心師の資格を持ち、注文を受けてから一つひとつ手包みする点心と、香り高い中国茶で来店客をもてなしています。

 

 11時から提供している飲茶ランチのほか、見た目も愛らしい「金魚餃子」、特製スープでじっくり煮込んだ「中華粥」、八角が香る「手包み焼き餃子」などが人気。餃子はニンニクを使わず、さっぱりとしながらもスパイスの奥深い味わいが特徴です。小籠包は注文を受けてから包み、出来立て熱々を提供。点心はすべて皮から手作りし、手間ひまを惜しまず仕上げています。中国茶も、中国の茶山を所有する店から直接仕入れる茶葉を使い、専門の茶器で丁寧に煎れる本格派。豊かな香りと味わいに驚くお客様も多いといいます。

 

店主の帳さんと奥様。ご夫婦二人で切り盛りしています

 張さんは中国から技能実習生として来日し、大工や造船関係の仕事を経て料理の道へ。ゼロから学び直し、中国での修行を経て点心師の資格を取得しました。帰国後は世羅町の料理店「楊々」で腕を磨き、その経験が現在の店づくりの土台となっています。大好きな尾道・向島に移り住んだことをきっかけに、この地での開業を決意。しまなみ海道の起点であり、新しい文化を受け入れる風土と落ち着いた町の雰囲気が、ゆったりとお茶を楽しむ飲茶文化に合うと感じたといいます。2026年1月には開業1周年を迎えました。

 

 「長い歴史と奥行きを持つ中国の飲茶文化を、尾道のみなさんに広めたい」と語る張さん。今後は地域の祭りやイベントにも参加しながら、地元とのつながりを深めていく予定です。子ども向けメニューや夜のコースなどにも挑戦し、地域に愛される行きつけの店を目指します。

 

 同店は、尾道しまなみ商工会の創業支援を受けて開業。創業後も専門家派遣制度などを活用しながら、販路開拓に取り組んでいます。

 

みーらんのInstagramはこちら

 

●飲茶の店 みーらん
住所/尾道市向島町富浜5543-8
TEL/0848-38-1317
営業時間/11:00~15:00、17:00~21:00(テイクアウト 9:00~17:00)
休み/木日曜

事業所紹介-手花(尾道しまなみ商工会)

華道の美意識を花束に。草月流師範が営む向島の花屋さん

花と向き合う時間を提案する店主の石橋さん

 尾道市向島にある「手花」は、生け花の感覚を生かして花の提案を行うフラワーショップです。店主の石橋さんは草月流で華道を学び、14年間の経験を経て4年前に師範免許を取得しました。花を「飾るもの」としてだけでなく、花と向き合う時間そのものを大切にしたいという思いで店を営んでいます。

 

 一般的なフラワーアレンジメントが形を整える技術を重視するのに対し、生け花では花の「線」や「空間」の美しさを大切にします。花材の存在感を引き立てる余白や流れを意識することで、より自然で印象的に表現するのが特徴。石橋さんはその感覚をブーケやアレンジメントにも取り入れ、華道の美意識を生かした花の提案を行っています。

 

 店のイメージに合う花を安定して仕入れるため、花材の仕入れは福山の市場のほか、主に東京の卸業者を通じて発注。店頭に並ぶ一輪の花から贈答用のアレンジメントまで、統一感のある提案ができるのも同店の魅力です。「安さではなく、花の価値や魅力をしっかり伝えられる店にしたい」と石橋さんは話します。

 

店内のディスプレイにも華道の美意識が息づきます

 また、近くの公民館では華道教室「みちはな」も開催しています。名前には、華道の「道」、まだ知らない自分に出会う「未知」、続けることで心や時間が「満ちる」、花が感性を「導く」という四つの意味を込めました。ワークショップとして始まった教室は、草月流の教科書を使った学びへと広がり、定期的に通う人も増えています。

 

 花を買う、話す、学ぶ――。「そんな交流の場として、地域に開かれた花屋でありたい」と石橋さん。向島を訪れた際に立ち寄りたくなる花屋を目指し、花と文化の魅力を静かに発信し続けています。

 

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●手花(しゅか)
住所/尾道市向東町1011-1
営業時間/12:00~18:00
休み/日月火曜日

事業所紹介-BISTRO SIMA亭(尾道しまなみ商工会)

地元野菜と出汁で仕立てる、食べ飽きない味。向島に根付くカジュアルフレンチ

彩り豊かな野菜たちが華を添える「潮風豚白ワイン煮込み」

 尾道市向島にある「BISTRO SIMA亭」は、気軽にフレンチを楽しめるお店。「高級店のような敷居の高さではなく、地域の人に日常的に利用してほしい」。そんな思いから、洋風のおばんざいのように一品料理とお酒を楽しめるスタイルで営業しています。向島産のトマトをはじめ、地元野菜や和の食材も取り入れた料理が並び、島の日常に寄り添う店として親しまれています。

 

 看板メニューは、オープン当初から作り続けている牛ほほ肉の赤ワイン煮や鶏肉のコンフィ。しっとりと仕上げた自家製ロースハムも人気で、食事の後にお土産として購入する人も少なくありません。2026年3月からは営業形態を見直し、土曜日の夜営業をスタート。ワインと合わせて楽しめる単品料理を充実させ、ビストロとしての魅力をさらに高めています。

 

 料理には野菜をふんだんに使い、ヘルシーで見た目も鮮やか。サラダだけでなく、ランチの前菜などにも多彩な野菜を取り入れています。ケールのシーザーサラダやビーツのポタージュなど、普段あまり馴染みのない食材も積極的に使用。西洋野菜やハーブの香りや個性が、料理の印象をさらに引き上げています。

 

向島ならではの料理を届ける店主の小倉さん

 また、「分かりやすく、食べ飽きない味」を大切にしているという店主の小倉さん。バターや生クリームの重たさよりも、素材の持ち味を生かした軽やかな味わいがこの店の魅力です。そのために欠かせないのが出汁づくり。魚のアラと香味野菜から丁寧に引いた出汁をベースにすることで、料理に自然な旨味と奥行きを生み出しています。軽やかな味わいは、女性や年配の方にも好評です。

 

 小倉さんが向島に移り住んだのは約10年前。長年の夢だった自分の店を構える場所として、この島を選びました。地元の常連客を大切にしながら、「SIMA亭ならではの料理を追求していきたい」と語ります。席数は12席。小さな店だからこそ、一皿一皿に手間を惜しまない料理で価値を届けたいと考えています。

 

 今後はテイクアウトにも力を入れ、日常の食卓にも寄り添う店を目指す同店。気軽に立ち寄れる“島のビストロ”として、地域の暮らしの中に根付いた店づくりを続けていきます。

 

 

●BISTRO SIMA亭
住所/尾道市向島町6032-1
TEL/0848-38-2790
営業時間/11:30~18:00
休み/水曜・日曜

 

 

 

 

 

 

事業所紹介-さらふわヘアサロン cafune(尾道しまなみ商工会)

未来の髪と頭皮の健康を考える施術。向島に誕生した大人女性のためのプライベートサロン

「髪のエイジングケアはおまかせください」と多田良さん

 「髪をとにかくきれいにしたい」。そんな思いから2023年、向島町にオープンしたプライベートサロン「さらふわヘアサロン cafune」。オーナーの多田良めぐみさんは、尾道市内のヘアサロンに17年間勤め、経験を積んできました。そこで培った技術と知識を武器に、未来の髪と頭皮の健康を考えた施術を提供しています。来店客は大人の女性が中心で、年齢とともに変化する髪の悩みに寄り添うエイジングケアを得意としています。

 

 同サロンの特徴は、カラーやパーマの施術後に行う「薬剤除去」です。薬剤が髪や頭皮に残ると、カラー後のにおいやかゆみ、フケの原因になることもあります。そこで専用薬剤と業務用ナノバブル水を使用し、残留物を限りなく取り除く工程を全メニューに標準で組み込んでいます。ナノサイズの細かな泡がキューティクルや毛穴の奥まで入り込み、汚れを浮かせて洗い流すことで、髪にツヤと軽やかさを与えます。

 

 また、特許技術「エンジェリックケア」を取り入れているのも特徴の一つ。薬剤を使わず、特殊な道具で生え癖を整える技術で、前髪の割れやつむじの目立ちなどをケアします。毛穴の向きを変えるのではなく、毛の流れを整えることで自然なスタイルをつくり、自宅での再現性もアップ。施術はマッサージのような心地よさで、リラックス効果もあると好評です。

 

移動せずにシャンプーができるフルフラット式シャンプーユニットを導入

 また、リラクゼーションメニューとして人気なのが「頭浸浴(とうしんよく)」。おでこからお湯をかけ流すことで頭全体を包み込むように温める施術で、SNSでも話題を集めています。高濃度炭酸のお湯を使用することで血行を促し、施術後は目が開きやすくなったと感じる人も多いそう。ヘアメニューとセットでオーダーする人も増えています。

 

 完全プライベート空間の店内は、白を基調とした落ち着いた雰囲気。お客さまの快適性を追求し、セット面に座ったままシャンプー台が移動するフルフラット式シャンプーユニットを導入しています。施術中の移動負担をなくすことで、心地よい時間が途切れなく流れます。

 

 独立したきっかけは、長年培ってきた技術を生かし、自分が本当に良いと思う施術を届けたいという思いでした。開業準備と第二子の出産が重なり、忙しい日々を乗り越えてサロンをスタート。現在も新しい技術やサービスを積極的に取り入れながら、長く通い続けてもらえるヘアサロンを目指しています。「年齢を重ねても、髪はもっときれいになります」と多田良さん。これからも地域の人々の髪と頭皮の健康を支え続けていきます。

 

予約はHPまたはInstagramのDMからどうぞ。

 

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●さらふわヘアサロン cafune(カフネ)
住所/尾道市向島町5221-6 101
営業時間/9:30~17:00
休み/日曜・祝日、ほか不定

HP/https://www.cafune522.com