事業所紹介―竜栄組株式会社(広島東商工会)

[土木女(ど・ぼ・じょ)を増やして、まちの土木屋さんとしてまちをキレイに]

 広島東商工会の事業所紹介「VIVA SOHO」の第17弾。

 

補助金を活用して掲載した本社壁面の広告

 広島市安芸区矢野で土木工事に携わり始めて30年。「竜栄組」はこれまで矢野の町のこと、住民の方々の生活環境のことを最優先に考えて事業を行ってきました。現場と事務を分業するため、令和31月に前代表取締役の奥様である野田利恵さんが後を継ぎ、現在に至っています。

 

 創業当時から公共工事の下請け工事を中心に技術を身に付け、現在では公共工事の元請けとなれる信頼と実績を積み重ねてきました。「まちの土木屋さんとして、矢野の町をキレイにしたい」。そんな想いで近年は、土砂災害による被害を受けた地元「矢野」の町を、一日でも早くきれいな元通りの姿にすべく、復旧工事に全力で取り組んでいます。住民の方の心は少しでも晴れるよう、できるだけ災害の爪痕を感じない美しい町にしたいと考えています。

 

 令和元年には、広島東商工会のサポートを受けて、小規模事業者持続化補助金を申請。採択を受け、ホームページの作成や地域情報誌への広告掲載、本社の壁面に広告を掲載するなど、知名度アップに努めてきました。これからは公共工事で積み上げてきた工事技術を矢野地域のために活かし、駐車場の舗装やコンクリートブロック塀の補修などの外構工事、引っ越しや大掃除で出た不用品の回収、庭の草刈りや、所有する土地の伐採など、暮らしの中で生まれる困りごとにも対応します。庭の雑草のことなど、「こんなこと相談してもいいのかな?」と思ってしまうような些細な悩みでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。

 

「地域のお役に立てる企業になりたい」と代表取締役の野田利恵さん

○竜栄組 株式会社

住所/広島市安芸区矢野東7丁目34-1

e-mail/tatsueigumi@ab.auone-ne.jp

お問合せはメールでどうぞ

事業所紹介-フラワーショップなかの(広島東商工会)

[頼れる町のフラワーショップ。丁寧なヒアリングで贈る人をイメージした最適なギフトを提案]

お店には種類豊富な花々が並びます

広島東商工会の事業所紹介「VIVA SOHO」の第16弾。

 

 「フラワーショップなかの」は1986年創業、安芸区矢野地区で最も古いフラワーショップのひとつです。2代目である代表の西田とも子さんは国家資格であるフラワー装飾技能士1級、日本フラワーデザイナー協会講師の資格などを持つその道のプロ。毎日市場で約50種類の生花を仕入れ、花束、アレンジメント、鉢花、慶弔花などを販売しています。

 

 最も得意としているのが、ギフト用のお花。お客様とのコミュニケーションを大切にし、花の色や種類、大きさ、価格、相手の年齢などを詳しくヒアリング。お客様のちょっとしたニュアンスさえも盛り込み、他店とは異なる視点で仕上げていきます。最近では、若い世代の男性顧客も増加。リボンやラッピングなどの資材も豊富に揃います。

 

 今年9月には、ホームユースやイージーケアー商品などのギフト商品や花束の商品開発を進め、花のある生活の習慣化が浸透し始めている若年層に対して購入意欲を高めてもらおうと、広島東商工会の申請サポートにより広島市販路拡大等チャレンジ応援事業に応募。採択を受けて「フラワーキーパー」を導入しました。

 

代表の西田とも子(右)さんと助成金で導入したフラワーキーパー

 花を保管する環境を長期間コントロールすることができるようになり、花の大きさ・色・香りなど、これまでSNSでは発信することができなかった魅力を伝えています。「店舗の入りやすさ」「わかりやすさ」「選びやすさ」の3つの「やすさ」を大切にしている同店。町の頼れるフラワーショップです。

 

○フラワーショップなかの 

住所/広島市安芸区矢野東4-7-18

TEL082-218-4038

営業時間/9:0018:00(日曜日900~1300

休み/水曜日

HP:https://fsnakano.com/

Instagram:https://www.instagram.com/flowershop_nakano/

「せとうちskip」に体験型観光メニュー特設ページを開設(呉広域商工会)

[体験内容とともに事業者の想いや物語も一緒にお届け。さらに深い観光体験を]

シーカヤックで海上散歩

 呉広域商工会では、呉の魅力を広く発信しようとwebサイト「せとうちskip」を立ち上げ、呉市の川尻町、安浦町、蒲刈町、下蒲刈町、音戸町、倉橋町の6つのエリアのグルメ、お土産、おすすめスポットなどを紹介しています。コロナ禍に窮する観光事業者の情報発信による集客支援と、呉市の観光振興の一助となるべく、同サイト内に体験型観光メニュー提供事業者の特設ページを開設し、今年度はさらに6事業者の追加を予定しています。

 

 特設ページの特徴は、体験型メニューの紹介だけでなく事業者の想いなど、その裏側にある物語にスポットを当てているところ。通常の紹介文だけでは分からない事業者の熱い想いに触れることで、体験がさらに密度の濃いものになること間違いなしです。

 

 ジャンルは「かき打ち体験」や「陶芸」、「SUP」などバラエティ豊か。あなたの知らない呉がきっと見つかります。

 

「せとうちskip #体験・遊び」はこちら

 

●お問合せ 呉広域商工会 TEL 0823-66-2020

事業所紹介-TANTO(広島東商工会)

[地域の人に愛されるイタリア料理店。本格的なイタリア料理をリーズナブルに]

ランチセットの前菜は、種類豊富で彩りも豊か

広島東商工会の事業所紹介「VIVA SOHO」の第15弾。

 

 JR呉線矢野駅から徒歩2分の訪れやすい立地。ここは、本格的なイタリアンを気軽に楽しめるイタリア料理店です。生産者が丹精込めて作った食材を、その日一番おいしい状態でお客様に届けるのがオーナーシェフのモットーです。敷居の高い高級イタリアンとは一線を画し、2世代3世代で訪れることができる気軽さもこの店の魅力です。年配の方や小さな子どもでも食べやすいように橋で食べるイタリアンを提案しています。

 

 人気メニューはコロナ禍に誕生した「お箸で食べるイタリアンランチ」(1,500円)。10品以上の前菜の盛合せとパスタまたはピザが選べるボリューム満点のセットです。オーナーシェフ自慢のパスタは、モチッとした食感と歯切れの良さが特徴の「淡路麺業の生パスタ」を使用しています。

 

 その他、ディナーセット(1,500円~)やフルコース(3,500円~)、テイクアウトメニュー(ランチBOX 950円)、オードブル(3,500円)など、バラエティ豊かなメニューを用意。ニーズに合わせて、いろいろな使い方ができる一軒です。

 

 スタイリッシュな店内には、掘りごたつのテーブルが8つあり、2名から最大40名まで収容可能。個室も1部屋あり、家族や仲間との会食をゆっくり楽しむことができます。

 

オーナーシェフの仙光友宏さんとホールを担当する奥様の絵理子さん

 「生産者の心をお客様へ、お客様の声を生産者へ届けたい。鮮魚や精肉、旬の野菜を仕入れ、20年間以上料理と向き合ってきた経験を活かし、本当に美味しいと思っていただける料理をご提供します」とオーナーシェフの仙光友宏さん。その思いを事業として継続するために、広島東商工会のサポートを受けて事業計画を策定し、お客様の満足度の高い店作りに全力で取り組んでいます。

 

TANTO(タント)

住所/広島市安芸区矢野西4-8-16

TEL082-888-6492

営業時間/1130~1430L.O.14:00)、1730~2130L.O.2030

定休日/月曜日・火曜日

HP: https://www.tanto-hiroshima.com

Instagramhttps://www.instagram.com/tanto_yano/

 

 

事業所紹介-株式会社世界新聞(尾道しまなみ商工会)

[移住人材と地元企業をつなぐ!尾道移住メディア「ANCHER」スタート]

「移住するならANCHERを見ないと、と言われる存在になりたいです」と松崎さん

 海外各地の旅人がライターとなって、現地の情報を伝えるWebメディア「世界新聞」を立ち上げた代表取締役の松崎敦史さん。2013年から運営し、月に20万人が観覧するメディアにまで成長させた経験の持ち主です。1年前に埼玉県からIターンで尾道市の向島に移住し、企業向けにホームページの制作やSNSの運用支援などを行っています。松崎さんの強みはこれまでの経験を活かしたクオリティの高いホームページが制作できる点。出版社で編集者として培ったスキルも活かして、その企業の特徴を深掘りし、より魅力的に見せるホームページの制作が可能です。

 

 これらの経験を活かしてWebマーケティング事業を本格的にスタート。「尾道移住メディア ANCHER(アンカー)」の運営を1117日からスタートしています。このサイトはこれから尾道に移住したいという人を対象に、尾道に移住することの魅力を発信。具体的に移住してからの暮らしがイメージできる移住者のインタビューをはじめ、必ず必要になる仕事の情報も提供するため、地元の企業の魅力を掘り下げた記事も掲載しています。松崎さんは「尾道の企業と移住したい人をマッチングできるサイトにしたい」と話します。記事には企業の求人要綱を掲載し、専用フォームから求人を申し込むこともできるようにしました。

 

 サイト立ち上げのきっかけは、ホームページの制作やSNS支援などで企業を訪れた際、求人に悩んでいる企業がとても多いと感じたこと。「1年間、尾道市の企業を回ってたくさんの素敵な事業者さんに出会いました。そしてその多くが、人材不足に頭を悩ませていました。自分の経験でこの課題にアプローチできるいい方法はないかと考えた時、求人も見込める情報サイトの立ち上げにたどり着きました。尾道移住の魅力、そこにある企業の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と松崎さん。

 

 尾道移住の核となりえる「尾道移住メディア ANCHER(アンカー)」。今後はSNSなどを通じた広報活動を行っていく予定です。尾道しまなみ商工会では、広報支援、販路開拓支援のほか、移住者とのマッチングサポートにも取り組んでいきます。

 

尾道移住メディアANCHERはこちら

ANCHERの求人広告へのお問い合わせはこちら

事業所紹介-心花(広島県央商工会)

[豊栄産の食材を使った心温まる家庭料理を。サービス精神旺盛な店主の人柄も魅力]

「本日のおすすめ」。この日のメインは油淋鶏。彩り豊かで栄養バランスも◎

 20213月にオープンした定食屋の心花は、働き盛りの人もしっかりと満足できるボリュームが魅力。町内のレストランに従業員として勤めていた店主の橋本佐佳江さんが定年退職したのを機に、夢だった自分の店を構えました。大切にしているのは、『自分がおいしいと思うもの』を提供すること。味に納得がいかないと捨ててしまうこともあると言います。もともと料理好きだったこともあり、その腕前は確か。美味しさはクチコミで広がり、今では遠方から食べに訪れる人もいるほどです。

 

 料理は、豊栄産の食材を中心に旬の食材を盛り込んで手作りする家庭料理。店で手切りした厚切りのトンカツなど、7種類の定食が揃います。なかでも一番人気は、日替わりのメインに小鉢が3つ、ごはん、汁物漬物がセットになった「本日のおすすめ」(1000円)。ボリューム満点で栄養バランスもばっちり。運ばれてきた時には、そのボリュームの多さに目を丸くしていたお客さんも、ペロッとたいらげてしまうのだそうです。美味しくて体にも優しいメニューは男女を問わず人気を集めています。

 

 土曜、日曜と平日でも女性グループには手作りデザートが付く嬉しいサービスも用意。モンブランやアップルパイ、プリンなど専門店顔負けの味とラインナップ。店主の底抜けに明るい人柄がかもす、アットホームな雰囲気も魅力です。

 

 

 

リクエストにもできるだけ応えてくれるサービス精神旺盛な店主の橋本さん

 現在、お店と看板となる新しいメニューを考案中。地元のジビエを使ったシチューを試作しています。ジビエとたっぷりの野菜を4時間以上煮込んでうま味を凝縮した自信作。完成間近で年内には提供できる予定です。味自慢のお店の新しいメニューにも期待が高まります。

 

 同店は今年、広島県央商工会のサポートを受けて小規模事業者持続化補助金を申請。採択を受け看板を設置しました。設置後、認知度も上がり来店者数は右肩上がり。リピーターも増えたと言います。大通りから少し入った場所にある隠れ家的一軒。ドライブがてら訪れてみませんか?

 

〇心花(ここは)

住所/東広島市豊栄町清武1249-2

TEL090-3744-9803

営業時間/11:0018:0018:00以降は要予約

休み/月曜(祝日の場合は翌日)

事業所紹介-通訳・翻訳 向井真珠さん(尾道しまなみ商工会)

[得意な語学を活かした様々な事業を展開。自然豊かな環境で子どもの成長を見守る活動にも参加]

 2009年に尾道市向島にIターンで移住した向井さん。インバウンド需要を見越して、広島県内の観光案内を行うガイドとして活動するため2020年に開業しました。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、しばらく休止していましたが、2022年11月に再開。ガイド依頼が入るようになり、宮島や原爆ドームなどを案内しています。また、アメリカとタイに留学した経験を活かし、英語やタイ語を必要とする尾道市内の企業の社内通訳や警察、検察、弁護士などに協力する民間通訳人としても活動しています。

 

こども舎で出店したマルシェの様子。向井さんは様々な肩書きで活躍しています

 自宅では現在、小学生を対象とした英語教室も開催。「文法ももちろんやりますが、コミュニケーションに役立つ会話力を身に付けてほしいと考えています.。英語を好きになってほしい」と向井さん。オンラインの教室や大人の英語学習法、英検対策など、ニーズに合わせて対応が可能です。メールにてお気軽にご相談ください。

 

 様々な顔を持つ向井さんですが、今、力を入れている活動の一つが『みらいのこども舎』の運営です。『みらいのこども舎』とは、「地域の人や自然との関わりの中で、生きることを楽しむ」「こどもの時間を十分に味わう」「親子が共に学び合える場づくり」をテーマに2019年から活動をスタートした認可外の野外活動団体。向井さんは運営メンバー、保育スタッフとして参加しています。

 

 ここは園舎のない環境で、子どもたちがやりたいことを大人たちが見守るスタイル。子どもたちの内側からでる気持ちを大切にして、できるだけ自由な環境で保育を行っています。カリキュラムは手仕事やお散歩、クッキング、ミュージックなどバラエティ豊か。向井さんは手仕事を担当し、麦わらのオーナメントなどを子どもたちと一緒になって作ります。向井さんは「木登りしたり、穴を掘ったり、子どもたちにとっては全てが遊び道具。遊びの中から自ら学ぶ力、問題を解決する力を養ってほしい」と話します。

 

 20224月からは小学生を対象としたアフタースクールも週2回スタート。年齢を問わず、多くの子どもたちが自然の中でのびのびと成長しています。随時、体験や入舎受付中です。詳しくはHPでご確認ください。

 

みらいこども舎のHPはこちら

 

 今後は尾道しまなみ商工会のサポートを受けながら、観光ガイド、通訳・翻訳、英語教室など様々な職種で販路開拓に力を入れていく予定です。

 

  • お問合せ先 E-mail:asianpearl75@gmail.com

事業所紹介-西馬の窯(広島県央商工会)

[素材によって異なる風合いを醸す釉薬から手作り。日々の暮らしにお気に入りの逸品を]

釉薬を使わず、粘土と炎が反応して出る「緋色」

 マツダ株式会社在社中に作陶に興味を持ち定年を機に作陶を本格的に始め、自然豊かな現在の場所に移住しました。金井さんが作る作品の最大の特徴は、釉薬から手作りであること。松やケヤキ、山桜、リンゴ枝、ぶどう枝、牡蠣殻といった身近な材料で焼き灰を作り、釉薬として使用しています。使った灰材によって異なる発色や模様を活かした、個性あふれる作品が魅力です。

 

また、釉薬を使わず、粘土と炎が反応して淡い緋色をまとった作品も金井さんならでは。温度管理を担当していたマツダでの経験を活かした、金井さんにしか出せない赤色が上品で温かな雰囲気を醸します。

 

 「ものまねをせずに自分の思うものを作る」。手馴染みの良さや持ちやすさなど、使い心地にもこだわった工夫が随所に感じられる作品が揃います。作品はカップやお皿、おちょこなどバラエティ豊か。窯で購入できるほか、豊栄町、河内町、福富町の魅力的なお店が軒を連ねる「セントルマルシェ」にも出店しています。次回は2023416日開催予定です。

 

 

 

「はっとした驚きと感動を感じてもらえる作品づくりをしていきたい」と金井さん

 「これからも釉薬の研究を続けていきたい」と話す金井さん。陶芸家として活動して20年が経つ今も、挑戦は続いていました。

 

○西馬の窯

住所/東広島市豊栄町清武1249-2

TEL/090-3743-3810

小規模企業景気動向調査(2022年10月期)の結果を公表します

~深刻な原油・原材料費や物価等の高騰による、採算・資金繰り悪化に苦しむ小規模企業景況~

全国商工会連合会では、11月25日、10月期の小規模企業景気動向調査の結果を発表しており、
業種ごとの結果の要旨は以下のとおり。

<製 造 業> ◇…改善傾向にあるものの、原材料費高騰等により資金繰りに影響が出始めた製造業…◇

<建 設 業> ◇…深刻な人手不足による売り上げの停滞や資材高騰により、採算のとれない建設業…◇

<小 売 業> ◇…仕入値の高騰と消費者の購買意欲の鈍化から、資金繰りに苦慮する小売業…◇

<サービス業> ◇…観光客と外出需要の増加から、3期連続で改善が続くサービス業…◇

 詳細については、添付ファイルをご覧ください。

10月調査結果(2022.10)pdf

≪小規模企業景気動向調査とは≫

 全国商工会連合会が小規模企業を対象に、毎月行っている景気動向調査です。

 全国約300商工会の経営指導員による選択記入方式の調査で、広島県では9商工会で実施しています。

 

(問合せ先)
 全国商工会連合会 産業政策課 電話03-6268-0085

 広島県商工会連合会 東部支所

令和4年度 販路開拓支援事業「商談会」開催(県連)

[自社商品の魅力をバイヤーに直接伝える絶好の機会。消費者ニーズやアイデアも吸収]

会場の中央には各事業所の商品を紹介する展示ブースが設けられました

 1114日(月)、広島県商工会連合会主催の「商談会」が、ホテル広島サンプラザで開催されました。商品関係の事業所を対象としたこの事業は、毎年11月に実施されているもので、今年は首都圏、関西圏、広島地区のバイヤー15社と25の出展事業所が参加しました。商談は対面とオンラインの両方で実施。94の商談が行われ、会場は熱気に包まれました。

 

 商談は例年通り、事業者の希望とバイヤーからの事前指名をマッチングした形式で進行。今年度はWithコロナとなる今後の生活様式を見据え、百貨店などの小売りに力を入れている企業のバイヤーや、地域で頑張っている小規模事業者に目を向けて取引を行っている企業のバイヤーを重点的に招聘しました。

 

 山県郡北広島町でどぶろくづくりを行っている福光酒造株式会社の4代目、福光寛泰さんは商談会に初参加。コロナ禍で売上が下がる中、いいものを作っても知ってもらわなければ意味がないと感じ、参加を決めました。「どぶろくとは何か?から説明し、まずは興味を持ってもらうことからスタートしました。商品のことだけでなく、その裏側にあるストーリーや作り手の思いも一緒に伝えることができて良かった」と話します。また「新しい視点でアドバイスがもらえる点もよかった。価格や内容量など顧客のニーズも吸収していきたい」と意欲的。20232月に開催されるビジネスフェアにも出展予定で、新たな販路開拓を目指します。

 

オンラインでの商談の様子

 同じく初参加となった株式会社ライフデザインマンボの代表取締役社長の宮庄春恵さんは、自社栽培した茶葉を使った杜仲茶を製造・販売しています。「畑を広げて収穫量が安定したことで販路を拡大することができるようになりました。健康志向でお茶の人気が高まる中、丁寧に作ったお茶を遠くの人にも届けたい」と宮庄さん。「バイヤーの方から他の商品も見てみたいと言ってもらえ、夢が膨らみました。今回商談会に参加できたのは商工会の手厚いバックアップがあったから。サポートしてもらったことで道が開けました」と話してくれました。

 

 販路開拓だけでなく、新商品の開発や既存商品のブラッシュアップなど、商談会を機に新しい一歩を踏み出した事業者のみなさん。熱い思いが伝わる商談会になりました。