11月10日開催、『噂通りのプロレス祭』(広島安佐商工会)
[JR可部駅構内に特設リングが出現? プロレス団体の熱き戦いを無料で公開]
投稿日:2024.10.10
2020年から、春、夏、秋の年3回開催されている『噂通りフェスティバル』。広島安佐商工会の会員などが中心となって構成された『噂通りの会』が実施しています。12回目となる2024年の秋は、初めてプロレス祭を決行。こだわりのグルメは本当に美味しいのか? 会場は本当に熱気ムンムンなのか? 数々の噂をその目と舌でお確かめください!
『噂通りフェスティバル』は、酒造りや鋳物づくりなど、安佐北区可部地域の伝統産業の紹介を通して、地域の魅力を発信するとともに、新しい賑わいを創出することを目的としてスタートしました。可部地域に並々ならぬ愛情を注ぐ商工会員有志らの親睦会がきっかけで、今では行政やJR西日本、地域の大学生や高校生、地域住民を巻き込んだ一大イベントへと成長しています。春は『新酒まつり』、夏は『浴衣フェス』、秋は『うまいものフェス』と題し毎回決まったテーマで実施していますが、12回目の今秋11月10日(日)は、JR可部駅東口の構内に特設リングを設け、広島で誕生したプロレス団体『ダブプロレス』を招いて、熱き戦いが繰り広げられます。さらに、現役プロレスラーでキックボクシングジムを主宰している近藤剣心選手の全面協力によるキックボクシングのエキシビジョンマッチや、広島文教大学附属高等学校の生徒による和太鼓演奏、ダンスパフォーマンスなど、熱気と興奮のエンターテイメントが目白押しです。グルメでは、17の飲食店が提供する趣向を凝らしたメニューと地酒が楽しめます。
驚くべきは、このイベントに関わるボランティアスタッフの多さ。商工会職員が関与することなく、自立したイベントとして行われています。総勢60名が自主的に参加し、うち約20名は高校生たちです。こうした人たちとの繋がりについて、『噂通りの会』実行委員長の大戸由加さんは、「これまでも、地域振興活動に積極的に参加したり、地元高校の地域協働授業にも協力したりして、常に地域と関わりを持ってきました。こうした繋がりから、私たちの思いに共感し、噂通りフェスティバルに協力したいと、自ら名乗り出てくれた方々です。みなさんができること、得意なことを活かして、積極的に参加してもらっています。能動的に参加してもらうためのポイントとして、各ボランティアからの意見をボトムアップしてイベントそのものを進化させていくことを大切にしています」と声が弾みます。イベントに係る費用ですが、行政の補助金に頼ることなく、企業や個人からの協賛金と商工会からの補助金でまかなわれています(協賛:広島安佐商工会)。
「このイベントが、これまで交流することのなかった地域の方々のコミュニティスペースとして機能することを目指しています。知り合いが増え、心を許せる仲間ができれば、ここが住みやすいまちになっていく。定住者が増えれば賑わいが生まれる。そんな未来図を描いてメンバーは動いています」と話が尽きない大戸さん。年々その輪を広げ、規模を拡大している今話題のフェスティバルには、まちづくりのヒントが隠されているようです。
●噂通りのプロレス祭
日時/2024年11月10日(日)11:00~17:00 雨天決行
会場/JR可部駅東口駐輪場から噂通り一帯(広島市安佐北区可部2丁目32)
※雨天の場合は、JR可部駅西口「大和重工㈱の倉庫内」(可部1丁目21)に会場変更
参加料/無料
お問合せ 電話082-516-5114 噂通り事務局(梶原)