事業所紹介-七八(三次広域商工会)
[高所伐採のスペシャリスト。切り倒すだけでなく人と木が共存できる社会を目指す]
投稿日:2024.05.08

「木は一度切ってしまったら元には戻りません。状況と想いを考慮して、最適な方法をご提案します」と金山さん
三次市を拠点にアーボリスト(樹衛師)として活躍する金山さん。管理ができなくなってしまった木の伐採だけでなく、森で苗から育て製品として使えるまで育てる造林・育林も行っています。
金山さんが得意とするのは、「ロープクライミング」という技術を使った高所伐採。メインロープを含む数本のロープだけで体を支えながら、木の高い場所から伐採していく方法です。場所を取らずに作業ができるため、電線近くやお墓の側など切り倒せない木の伐採に重宝されています。ロープクライミングには高い技術が必要で、三次市内でも数人しかできる人がいません。
木を切り倒すことがメインの仕事と思われがちですが、「木には想いを込めて植えられたものも多いんです。まずは依頼主が本当にその木を切りたいのかを確認します。庭の落ち葉に困っているなら庭にかかる枝だけ切り落とすとか、他の解決策がないかを一緒に考えたいです」と金山さん。伐採するだけでなく、残すという選択肢があることも伝えて続けます。木と人が共存できる世界を作ること。それが金山さんの目標です。
金山さんの樹木に対する熱い想いは三次広域商工会の公式YouTubeチャンネル「ななまちチャンネル」でも公開中です。こちらもぜひご覧ください。

綿密に編み込まれたロープやヘルメットなど「ロープクライミング」に使用する道具たち
●七八(ななはち)
住所/三次市三良坂町三良坂5040-11
TEL/080-1637-3957
営業時間/8:00~18:00
休み/不定休