女性部員数150名超で県内一位!(高陽町商工会)
[合併当時から部員数は3倍に増加。交流事業を大切にした人間関係の構築が成功のカギ]
高陽町商工会女性部は令和5年度、部員数が150名を超え、県内一の大組織になりました。県内でも部員数が100名を超えているのはここだけ。平成16年の合併時に比べ、部員数は3倍に増加しています。令和2年には9月から12月の部員増強キャンペーンで全国1位になり全国大会で表彰されました。今、一番勢いのある女性部と行っても過言ではない同商工会女性部部長の大瀬戸さんにお話しを伺いました。
一泊の研修旅行や日帰りの親睦事業などを実施しているという同商工会女性部。18年間部長を務めている大瀬戸さんは、「女性部に入るメリットは横の繋がりができること。楽しみながら活動し、ビジネスに活かせる情報も収集できる、困った時に相談できる人もできる。まずは、繋がりがしっかりと作れるような親睦事業を多く実施しています」と話します。『楽しくなくちゃ女性部じゃない』をスローガンに掲げ、まずは部員たちが楽しむことを重視。その中で人間関係を築き、ビジネスにも活かせる人脈が生まれています。また貯蓄共済の収益があるため、会費が安いのも特徴です。
女性部活動では、地域イベントのサポートや年に2回の婚活事業を実施しています。婚活事業はこれまで婚活パーティーを22回開催し、多くのカップルを誕生させました。「地域で暮らす人が増えれば地域の元気に繋がります。手作りのパーティーだから会費も安く、女性部が世話をやくので、奥手の人も安心です(笑)」と大瀬戸部さん。商工会が主催するという安心感も参加者には好評です。
また、年に1度は同商工会青年部との交流会も行っています。情報交換や親睦を深めることで、お互いの部員増強に繋がっているとのこと。職員との連携も取れており、職員の紹介で入部する例もあります。
こうした女性部の取り組みを参考にしようと、令和6年2月19日には新潟県商工会女性部連合会の約100名が視察研修で来広しました。大瀬戸さんはこれまでの取り組みを発表し、マンパワーの大切さを訴えました。
大瀬戸さんは「これからは40代や50代の若い人が参加できる事業にも、取り組んでいかなければいけません。魅力的な女性部になれるよう、みんなで力を合わせて取り組んでいきたいです」と話しました。
●お問合せ 高陽町商工会 TEL/082-842-0186