広島県内商工会初の快挙!日本一の経営指導員が誕生(神辺町商工会)
[経営支援事例発表全国大会で神辺町商工会の藤本貴史経営指導員が最優秀賞を受賞]
令和5年12月7日(木)、ANAクラウンプラザホテル松山にて「令和5年度経営支援事例発表全国大会」が行われ、神辺町商工会の藤本貴史経営指導員が出場。「コロナ禍でも新たな事業の柱を作り躍進-各支援機関と連携して課題の見える化と解決-」をテーマに発表を行い、見事最優秀賞に輝きました。これは広島県の商工会の歴史の中で初の快挙です。
藤本経営指導員は福山市で70年以上事業を営む老舗の折箱店の支援事例を披露し、主力だった包装資材部門の売り上げを伸ばすだけでなく、ニーズの高まりをみせていた折箱製造部門を強化。事業の柱をもう一つ生み出した過程をプレゼンしました。
相談を受けた当初、持続化補助金に挑戦したいという社長に、「補助金目的の事業計画ではなく、補助金に関係なく5年後の目指すべき事業計画を作成しましょう」と提案した藤本経営指導員。社長自らが考え、事業計画を作成する自立型の支援に導き、事業者の自走を促しました。
また、課題を5つにしぼり、それぞれの解決策を一緒に模索。集客に関してはHPの制作やメディアに向けたプレスリリース、受注・製造・出荷に関してはそれぞれ受注システムと生産管理システムを導入し、DX化するなどして、業績アップに繋げていきました。こうした支援により、平成28年から令和5年までの8年間で全体の売上は1.8倍に。なかでも折箱部門も売上は6.8倍となり、細々と行っていた事業が企業の新しい柱として生まれ変わりました。
12月14日(木)には藤本経営指導員が湯崎知事を表敬訪問し、最優秀賞受賞を直接知事に報告します。