事業所紹介-有限会社たけだ工業所(広島安佐商工会)
[職人としてのプライドを胸に常に新しいチャレンジを続けて業績をアップ!]
先代の竹田忠志さんが昭和54年に創業し、令和元年に息子の拓治さんに事業承継した有限会社たけだ工業所は、自動車部品などを作るためのひな型を製造する企業です。現在は自動車部品にとどまらず、建築金物、航空部品なども手掛け、素材も鉄、ステンレス、強度があり軽いマグネシウム合金などに種類を増やし、事業の幅を広げています。
自動車部品以外の製造に着手したのは拓治さんが代表取締役社長を務めるようになってからのこと。事業承継当初は自動車部品のプレス金型の製作が売上げの100%を占める中、クライアントや景気に売り上げが左右される現状を脱却するため、あらゆる業種へ営業をかけ実績を積み重ねてきました。
拓治さんが常に自分にも社員にもかけ続けている言葉は“”お客さまファースト”。「製造する製品は見えないところのキズにもこだわり、全社員が職人のプライドを持って取り組んでいます」と話します。また、依頼された仕事は断ることなく全て全力でチャレンジしてきました。他社が敬遠する年季の入った金型の修理にも積極的に挑んでいます。こうしたコツコツとした積み重ねが取引先との信頼関係を築き、売り上げを着実に伸ばしてきました。
また、広島安佐商工会のサポートを受けて申請した小規模事業者持続化補助金やのもづくり補助金を活用して、マシニングセンターやワイヤーカットなどの新設備も導入。クオリティと生産性が向上し、新しい取引にも繋がっています。
「利益をしっかりと出して社員に還元できるように、今後も時代の流れを見ながら新しい製品づくりに挑戦していきたい」と拓治さん。現在、広島市チャレンジ補助金にも挑戦中で、今後も同商工会が継続的なサポートを行っていきます。
○有限会社たけだ工業所
住所/広島市安佐北区可部町大字勝木1676-1
TEL/082-516-5536
営業時間/8:00~17:00
休み/土日曜