2025年2月の商工会からのお知らせ記事一覧
「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」開催(呉広域商工会)
呉市の商工会、行政、支援機関が一丸となって実施する市内最大の商談会が今年も
投稿日:2025.02.17
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20分の短い商談の中で、事業者は懸命に自社商品をPRしました
呉広域商工会が伴走型小規模事業者支援推進事業の一環として実施している「オールクレ・クレコレバイヤーズ商談会」が今年も盛大に開催されました。2025年1月15日(水)、会場となったクレイトンベイホテルには、県内10社、首都圏10社、その他3社のバイヤーと呉市内の事業者21社が集結。対談で122の商談が行われ、会場は熱気に包まれました。昨年好評だった(株)クリエによる「ライブコマースブース」は今年も健在。事業者が視聴者に向けて商品の魅力を紹介し、販売も行われました。この商談会は商工会が主催し、呉市内の支援機関、行政、金融機関などの共催・後援で毎年実施しているもので、今年で6回目になります。
主催者挨拶で登壇した同商工会の竹内会長は「今日は自社商品の強みや改善点をプロのバイヤーから聞ける絶好の機会です。商談内容を商品のブラッシュアップに繋げるともに、ご縁のあったバイヤーの方との関係を大切にして今後に活かしてください」とエールを贈りました。
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耕作放棄地の復興などにも尽力している(株)瀬戸内プラスファイブの北村さん
今回、初めてこの商談会に参加したという(株)瀬戸内プラスファイブ代表取締役社長の北村正次さんは、大崎下島で育ったレモンを使った「おいしいジャン・レモンスカッシュ」を持参。北村さん自身も柑橘農家の5代目で、農薬や防腐剤、ワックスを一切使用しない栽培を実践しています。その安心安全なレモンを使った商品の魅力を直接伝えたいと、現在は個人販売のみ。商談会は個人で販路を広げていける貴重な機会と捉えていました。また、「他の事業者さんの交渉術や展示スペースのレイアウトなども学びながら、たくさん吸収して帰りたいです」と意気込みを語ってくれました。
栽培量が少なく希少な「けらじみかん」を使った加工品で商談会に挑んだ里信農園の代表・里信均さんは、商談成立だけでなく、バイヤーによる新商品開発のアドバイスにも期待を寄せていました。「2024年にけらじみかんの木を100本追加で植えました。みかんができるまでには3~4年かかりますが、本格的な収穫が始まる前に商品開発を進めておきたいと考えています。商談の中から商品開発の新しいアイデアが生まれないかと期待しています」と話します。
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「商談会を機に新しい商品の開発にも力を注ぎたいです」と里信農園の里信さん
同商工会の河本祐輝経営指導員は「商品そのものだけでなく、価格やロット、パッケージなど様々な視点でフィードバックを受けることができ、自社の商品が市場でどう見られるかを客観的に知ることができるよい機会です。仮に商談成約に繋げることができなくても、参加事業者のみなさんが得るものはとても多いと感じています」と話しました。同商工会では、商談終了後にバイヤーのコメントや成約数、成約金額をまとめて事業者にフィードバックするなどして、継続的な支援を続けていきます。
事業所紹介-米と珈琲 もろぎや(広島安佐商工会)
じっくり吟味した素材で丁寧に作るおむすびたち。お米本来の美味しさを実感!
投稿日:2025.02.14
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「地域の方を元気にできるお店にしたいです」と玉光さん
一つひとつ厳選した素材で丁寧に作るおむすび専門店が安佐北区の桐陽台にオープンしました。お米は農薬や化学肥料を使用せず、合鴨農法で育てたお米を使用。店内で精米しガス釜で炊いた新鮮なお米は、ふっくらとして米本来の甘味を感じさせてくれます。
種類は常時6~7種類が揃い、店主の玉光美鈴さんの気まぐれでラインナップは変更。呉市蒲刈の「海人の藻塩」や和歌山の梅、リンゴ酢、砂糖のみで丁寧に作られた梅干しなど、無添加にこだわった具材を使い、心も体もほっとする優しい味わいに仕上げています。
お子さんが生まれたのを機に、食べるものに気を配るようになったという玉光さん。「農薬や化学肥料をできるだけ使わないことで土を守り、農業を次世代に繋げていきたい。同じ思いを持った農家さんを応援したいという気持ちで食材を選んでいます」と話します。
おむすびの他、出汁巻玉子、自家製のぬかを使ったぬか漬け、日替わりおかずがセットになった「おかずセット」(+250円)や味噌汁(+150円)も用意。店内でのイートインも可能で、ランチも楽しめます。また、食後には自家焙煎したコーヒーもおすすめです。
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お米は合鴨農法で育ったものと特別栽培米の2種類を用意
密かに人気を呼んでいるのが、月に1回のペースで登場するカレーの日。高知県の生姜をたっぷりと使った自家製のバターチキンカレーは濃厚な味わいでクセになると、早くもリピーターを集めています。ラインナップやカレーの日などの情報はInstagramで発信しています。訪問前にぜひチェックを。
Instagramはこちら
●米と珈琲 もろぎや
住所/広島市安佐北区三入東1-1-3 桐陽コーポ南側1F
TEL/082-909-4070
営業時間/11:00~17:00
休み/月火土日曜
白木町の新しい特産品『小豆』について知るセミナーを開催(高陽町商工会)
世代や業種の枠を超えた参加者たちが、小豆に関する研究や商品開発の成果を披露
投稿日:2025.02.10
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前回の第1回を上回る50名が参加し、会場は大いに賑わいました
広島県では江戸時代、年貢として納められるほど小豆の栽培が盛んだったことをご存じですか? 国産食材の重要性が注目される中、2020年からJA広島市が中心となり、広島県を小豆の産地として復活させようとする取り組みが始まりました。現在、県内では三次市、世羅町、白木町で栽培されており、品種は「丹波大納言」。北海道産に引けを劣らない大粒で濃い色が特徴で、粒あんにすると粒が際立ち上品な味わいが楽しめます。
高陽町商工会では、地元白木町で新しい特産品「小豆」の栽培が行われていること、さらには小豆を中心に様々な取り組みが広がりを見せていることを多くの人に知ってもらおうと、2025年1月30日(木)に同商工会本所にて「小豆セミナー」を開催しました。当日は会員事業所や行政関係者、安田女子大学の先生、県立高陽高校の学生、マスコミ関係者など約50人が参加。地域活性化の起爆剤となりうる特産品の誕生に、会場は大いに盛り上がりました。
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小豆をテーマに探求活動を行った県立高陽高校の生徒のみなさん
セミナーは2部構成で、前半は小豆の有識者による解説や小豆について研究、探求をしてきた学生たちがその成果について発表。まずは中心となって小豆の普及活動を行っているJA広島市の主幹、和田信幸さんが県産小豆の歴史や特徴について解説しました。続いて登場した安田女子大学ビジネス心理学科の古山先生は、学生の藤本彩愛さんが「広島県産小豆普及促進のために」と題して取り組んだ卒業論文を紹介。若い女性が小豆にどんな印象を持っているかを知るため53名に聞き取りを行い、その結果を因子分析や散布図分析など専門的な知識で分析を行った結果と、それを活用した新レシピの開発ストーリーを紹介しました。若い女性が持つ小豆の印象は「伝統的な」「和風」「甘い」といったもの。固定概念を覆すためにその逆をいくリバース戦略で、藤本さんは小豆を使ったカレーパンを考案。周囲にも好評で商品化にも意欲を見せていました。また、授業の一環として白木産小豆について調べ、普及推進を進めている県立高陽高校の学生たちは、これまでの活動と気軽にチャレンジできるレシピを発表。まずは、高陽高校の生徒たちに知ってもらうため、自作のチラシでPRをスタートさせていました。
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稲葉さんか実際に調理しながら、新メニューの魅力やポイントを解説しました
第2部では、フードコーディネーターの稲葉えみさんが、地元事業者の「シンプルフード」と「真ごころ食材 和」と連携して商品開発した2つのメニューを紹介。八丁味噌ダレで鶏肉を焼いて食べる“鶏焼肉”をベースにした新メニューは、タレに発酵あんこと甘いあんこをプラスして優しい甘さとコクをプラス。ニンニクをたっぷりと加え、唐辛子の辛みをきかせたタレは、鶏はもちろん様々な食材と相性が良く、おかずとしてもお酒のアテとしても最適です。また、料理に手間がかかる小豆をもっと気軽に食べてほしいとの思いから生まれたお菓子は、そのままポリポリと味わえる手軽さが魅力。呉市蒲刈産のレモンピールと加えたさっぱりとした味わいもクセになります。実演と試食会も行われ、参加者たちは小豆の新しい魅力に感銘を受けていました。
参加者からはパッケージへのアドバイスや要望、アイデアなど、多彩な意見が飛び出し、商品化への高い期待がうかがえました。高陽町商工会では、今後も白木産小豆の普及活動に努めるとともに、新メニューの商品化に向けてサポートを行っていきます。
●お問合せ 高陽町商工会 TEL/082-842-0186
事業所紹介-ジビエ肉販売 ももんしや(高陽町商工会)
鮮度抜群のジビエ肉を手間暇かけて丁寧に下処理。ジビエ肉の固定概念を覆す美味しさ!
投稿日:2025.02.07
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おやつにもおつまみにもぴったりのコロッケ
白木ジビエセンターに併設された「ももんしや」は、ジビエセンターで解体されたシカの精肉を使った惣菜やシカ、イノシシの精肉を販売する専門店。衛生的な環境下で徹底した血抜きや筋取りなどの下処理を行った肉は、調理しても柔らかく臭みが全くありません。
ラインナップはシカ肉を使った唐揚げ、バラ煮、コロッケ、メンチカツの全4種類。一番人気は唐揚げで、「醤油にんにく」と「塩麹」の2種類が楽しめます。その食感は驚くほど柔らかくてしっとり。味付けも絶妙で、赤身のさっぱりとした味わいが引き立ちます。また、シカ肉のミンチとジャガイモを使ったシンプルなコロッケやうま味たっぷりのバラ煮など、一度は味わってほしいメニューばかり。一口食べれば、ジビエの概念が変わります。
テイクアウトはもちろんのこと、店内での飲食も可能です。精肉そのものの販売もあり、お家でもジビエ料理を楽しむことができます。また、近隣のお好み焼店「廣島田村商店」とコラボを実施中。ももんしやで購入した専用のバラ肉を田村商店に持ち込むと、持ち込み料無料でシカ肉を使ったお好み焼きが味わえます。
普段は土木業を営む代表の中矢和明さんは害獣の引き取り業務を行っていく中で、命を粗末にせず大切に活用したいと思うようになりました。命を繋ぎ、地域活性化にも貢献したいと考え、2024年11月23日に念願のジビエセンターとももんしやをオープン。「ジビエの本当の美味しさを知ってほしい」と話します。
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「いずれはご飯ものも提供する予定です」と中矢さん
今後は、遠くてお店を訪問することができないという人のために、卸業やインターネット販売にも力を入れていく予定です。1月には高陽町商工会の働きかけで、飲食店を中心とした10の会員事業所が同店の視察に訪れています。同商工会では、今後も販路拡大に繋がるマッチングを進めていく予定です。
ジビエは赤身が多く、ヘルシーな食材として注目されています。本当に美味しいジビエを求めて、ドライブがてら出掛けてみませんか?
●ジビエ肉販売 ももんしや
住所/広島市安佐北区白木町志路3435
TEL/082-828-0460
営業時間/10:00~18:00
休み/水曜
黒瀬町でスタンプラリー開催中!(黒瀬商工会)
「KuroseDriveCafemap黒瀬ドライブカフェまっぷ」掲載のカフェや飲食店でスタンプをゲット!嬉しい特典やお得なクーポンも!
投稿日:2025.02.06
スタンプラリーに参加するには、ドライブマップに記載されたお店を訪れメニューを注文。3つの店舗でスタンプを集めると先着30名様限定で「オリジナルブレンド黒瀬珈琲」がもらえます。「オリジナルブレンド黒瀬珈琲」は、黒瀬町の豊かな自然と歴史にインスパイアされた特別な味わいで、コーヒー好きにはたまらない逸品です。
掲載店舗で使えるお得なクーポンも配布中です。割引クーポンや特別メニューやドリンクのサービスなど、嬉しい特典がいっぱい。スタンプラリーは「オリジナルブレンド黒瀬珈琲」のプレゼントがなくなり次第終了します。この機会に、これまで知らなかった黒瀬の新しい魅力を発見しに出かけてみませんか?
同商工会女性部では今後も季節ごとの新たな企画やキャンペーンを予定おり、黒瀬町ならではの特別なイベントが続々と登場する予定です。イベント情報は同商工会のInstagramでも発信中。ぜひチェックしてみてください。
黒瀬町商工会女性部のInstagramはこちら
●お問合せ 黒瀬商工会 TEL/0823-82-3075 E-mail/kurose@hint.or.jp